シネマ日記 博士の愛した数式
2006-01-22


私が高校時代に、この映画を観られれば、「数学嫌いにならなかった」と思わせるほど、文学的に、そして哲学的に美しく数学を表現しています。

記憶が80分しか持たない博士と家政婦、そして家政婦の息子の3人の交流が、静かに深く進んでいく。そこには、いたわり、優しさがあふれています。

哀しみが優しさを生み、強さを作り出す。地味な雰囲気の映画ですが、まさに”日本映画”のテーマですね。

博士の役の寺尾聡、親子だから当たり前なんのですが、宇野重吉の雰囲気に似てきたと思いませんか。

お勧め度 ★★★ −自然数、素数、虚数・・・さび付いた”アタマ”に油をさすために、どうぞ。

スタンプラリー招待のため加算なし6000マイルまであと2191

公式サイトへ博士の愛した公式

[邦画 は行]

コメント(全3件)


記事を書く
powered by ASAHIネット