シネマ日記 美しき野獣
2006-03-25


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不幸な人生を、あきらめる人、恨む人。この映画では、不幸を割り振られた人間の、怒りの爆発を感じました。 この爆発は、よくいう「キレて」怒り出すとは違い、他人を攻撃するというよりは、自分を傷つけるための行動です。

不幸な人間のやりきれなさを、怒りとしてしか表現できない主人公ドヨン刑事。怒りは、自分自身の破滅へと導き、その破滅が本人にとっての安息を意味する。

「恋する神父」のクォン・サンウが、これまでとは一転、「太陽にほえろ」の松田優作を思い出させるタフでワイルドな役。韓国ヤクザたちに立ち向い、殴る、蹴る。そしてそれ以上に、殴られる、蹴られる。

お勧め度 ★★  私の満足度 ★★★                木曜日のメンズデーにもかかわらず、中高年女性同士の観客が大半。韓流人気衰えず、恐るべし。

125マイル獲得合計5743 6000マイルまであと257

公式HP 美しき野獣

[洋画 あ行]

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