シネマ日記 明日の記憶
2006-05-14


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劇中の痴呆判定テスト、主人公佐伯(渡辺謙)とともに、私も真剣に受けてしまいました。最初に言われた3つの言葉、思い出せません。このごろ物忘れが・・・(自分の都合の悪いものだけ、選んで忘れているようですか)

中高年にとっては、映画として楽しむ、感動するといった次元の作品ではありません。切実に老いを実感している者には、「明日の記憶」ならぬ「明日はわが身」です。

主人公が担当医吉田(及川光博)に病気を宣告されるシーンが、こころに焼き付きます。人間は、現実を受け入れ、自分の出来ることに、最善を尽くす。答えは、それしかない。

お勧め度 ★★★★  私の満足度 ★★★★★

公開初日、中高年のご夫婦が多かった。いかに不安をもっているかの証拠ですね。

フリーパスポート鑑賞最終日 13作目 (12作目は下妻物語)

公式HP 明日の記憶

[邦画 あ行]

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