平成も、はや18年を過ぎ、昭和は遠くなりにけり。 近ごろの邦画界、昭和30・40年代を舞台とした作品が、目立ちます。
私のような中高年にとって、この時代設定だけで、鑑賞意欲をそそられます。貧しかった時代が、良かったわけではないのですが、自分の過去を肯定してくれるような映像が、心地よいのです。
自分のこれからの人生に、残された選択肢は少く、不安だけ残されている。しかし、あの頃は、不安と同じだけの希望を持っていた。
吉行和子演じる、がばいばあちゃんの「貧乏人のやせ我慢語録」、ちょっと笑えて、心にしみます。やせ我慢も、言い続ければ、人生哲学!
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★
観客は、ほとんど中高年。高齢化社会を迎え、映画業界のターゲットは、「ジジババを狙え」?
公式HP 佐賀のがばいばあちゃん